Dogwalker

面白かったので、始めの方から読ませていただき、今では毎日拝見しています。今日はお伺いしたいことがあるのですが、、、、。実は我が家にはルナちゃんと同じくらいの子と、まだ５ヶ月の女の子のポメちゃんが二頭います。今、避妊手術をしようか・・検討中なのですが、ネットで検索してみても、賛否両論でとても迷っています。実際にやった人に聞いてみたいと思い書き込みをさせて頂きました。やはり、体験談が一番参考になるかと思いまして。お忙しいのにすみませんが、アドバイスをいただけますか？夫は健康な体にメスを入れるのはかわいそうだと言います。私が、それで将来病気になるのを防げるんだと説明しても、病気になるとは限らない、と言いい聞いてくれません。読んで欲しいと思い、ネットにでていた避妊のメリットを印刷して渡しましたが、読んでもくれないんです(T_T)確かに手術はかわいそうですが、ルナちゃんを見ていると術後も元気ですよね？？夫を説得できる方法は何かないですかね〜？

過去記事から読んで頂いたそうで、ありがとうございます(^^)こんなバカな事ばかり書いているおっさんですが、今後とも宜しくお願いしますね。さてさて、避妊のお話ですね。えっと・・・旦那様のお気持ちはよ〜く判ります。僕も、病気でもない上にあんな小さな体にメスを入れるなんてカワイソウだと思ってましたし、手術に100%なんてないのでリスクにも怯えてました。もちろん金銭的にも非常に厳しかったです (^^;世の中には「自然の摂理に反する」とか「人間の都合で手術するなんてエゴだ」なんて言う方もいらっしゃいます。僕はその考えに反対はしませんが、僕の考えは違います。まず「自然の摂理」とは話の根底から違うと考えています。動物は飼育した時点で既に自然環境ではないのです。また、飼育した時点で既に人間のエゴが始まっています。これはどんな人が「それは違う」と言っても、愛玩目的で飼育する以上は完全なエゴだと僕は考えます。最初から人間の世話になろうと考える自然動物はいないと思いますから・・・なので、人間の都合で・・・云々を語るのであれば、最初からペットを飼うことすらできません。何が言いたいかといいますと・・・「人間のエゴで飼育を開始した以上、自然と同じ環境などは所詮無理な事なのですから、与えることの出来る最大限の方法を常に考え、人間と共存する上で支障が発生しない環境を整えてあげましょう」という事です。ちょっと前置きが長くなりましたが、もう少し具体的なお話でも・・・僕が手術をする前に考えていた事や、術後の体験をお話します。まずは手術前の病気の心配。やはり色々な事を本やネットでいっぱい調べました。避妊手術をしないでいると、乳癌や子宮癌、他にもたくさんの病気にかかる可能性が多いとの事でした。ルナは初ヒートを迎えてから避妊手術をしましたが、ヒートを迎えて「なるほどなぁ」と思ったことはいくつもあります。その中の一つは「ヒートを迎えると、乳首や陰部が肥大する」という事です。大きくなる理由はやはり子供を生んで育てる理由だとは思いますが、例えば人間と違って下着やズボンなどを履かないわんこの陰部が大きくなれば、当然雑菌が入りやすくなります。ルナはヒートを迎えた時期に陰部が気になるのか、痒くなるのか、時折散歩中に地面にこすり付けていた事があります。これだけで十分病気になる原因になりますよね。陰部はヒートが終わって徐々に小さくなり、今ではほぼ元通りの大きさだと思いますが、乳首元通りの大きさまでは戻りませんでした。乳首も大きければ、それだけ接触面や接触率も大きくなるという事です。ルナはお腹を撫でて貰うのが大好きで、よく撫でてあげます。それでも人間の手が触れれば雑菌が移ります。他にも腹ばいで寝ているだけで、床や地面と接触するわけです。さらに大きいわけですから摩擦係数が大きくなり、乳腺炎等を起こす可能性が高くなります。乳腺炎も繰り返し患っていれば乳癌等に発展する可能性もあると思いますので、やはり大きいよりは小さい方がいいと考えます。他にはヒートを迎えると、それだけで子を産むために色々な部分が変化するわけですので、結果、獣医さんが薦めるように初ヒート前に手術するのが病理的に考えれば理想なのだと理解しました。初ヒート前に手術すると、病気になる確率が1/200や1/1000になるそうですよ。では病気以外の事で、避妊に関係する重要な事は・・・ベビィの事です。当然ベビィをとる気であれば、避妊なんてしてはいけません(^^;でも生涯ベビィをとる気がないのであれば、やはり避妊を考えた方が良いかも知れません。ルナはドッグランに行って遊ぶ事がありますが、やはり手術前は男の子が寄ってきて大変でした。まだヒートも迎えてないのに、匂いを嗅いだり乗ろうとしたりしてルナもすごく嫌がっていました。記事にも書きましたが、手術後はあんなに群がってきた男の子達が、今は興奮する事もなく、男女の別け隔てなく仲良く遊んでくれるようになりました。手術をしていなければヒートなんていつ始まるか判りませんし、ヒートが来た事が大変判りづらい子もたくさんいるらしいです。飼い主が気付かぬうちにヒートを迎え、望まれない相手の子を宿したら大変な事になります。望まれない子だからといって処理してしまったら、それこそ自然の摂理に反するわけですから、望まれない妊娠はしないに限ります。さて次は人間との共存のお話です。もともと人間のエゴで飼育しているわけですが、人間の生活環境を脅かす事があれば共存は難しくなります。また「なるべく自然に近いように・・・」と頑張られてる方もいらしゃいますが、やはり無理はしない方が良いかと思います。無理して頑張ってお世話しても、嫌な事や面倒な事を続けざまにされると、どうしてもイライラするはずです。勿論飼い主の精神衛生上も良くないですが、それだけでなく、ペットにあたってしまったり、あたらないまでも不機嫌な状態では、敏感なわんこは間違いなく感じ取ってストレスになるはずです。なので飼い主の為にもわんこの為にも、快適でストレスのない状態にするのがベストだと考えます。例えば、個体差によりますがヒートがくれば出血するわけです。ルナはヒート時には家中血痕だらけにしてくれました。今でも僕の布団に跡が残っている状態です。またヒートがくるとイライラするようで、ちょっとした事で人間にあたったりします。これが飼い主だけならいいですが、他人やお散歩で会った他のわんこだったりすると困ります。困るだけならまだいいですが、ケンカになんかに発展したら大変な事になりかねません。手術をすると「性格が穏やかになる」ともよく聞く話ですので、共存して行く上で、出血などの物理的な事や、人間やわんこのメンタル面においても避妊手術の有効性はあると考えます。えっと、まだまだ考えられる事や経験等はまだまだありますが、長くなるのでここら辺でやめときます。ここまでも十分長いですね (^^;最後に・・・僕は獣医師ではないので、病理面などの怪しい所は話し半分で聞いておいて下さい(^^;避妊手術の経験者ではありますが、お薦めも反対もしません。僕は上記の事などから結果的に手術を決断しましたが、結論はご自分で出された方が良いかと思います。それでは、また何かありましたら聞いて下さい。僕にお答えできる範囲でしたら何でもお答えします(^^)/普通のコメントもお待ちしてま〜す(笑)